日本六古窯の一つ「備前焼」の産地の駅、それが伊部(いんべ)駅です。
ー岡山県・JR赤穂線ー(Okayama Pref・JR Ako Line)
「備前焼」はこの伊部地区で多く生産されていることから「伊部焼」とも呼ばれています。また、古くから焼き物を作る職人が集まっていたことから「備前焼のふるさと」と呼ばれ、現在でも駅周辺には、備前焼の窯元やギャラリーが点在しています。
駅舎は昭和62年4月改築の立派な3階建てのビルです。でも、ちょっとおもしろい形をしていますね。
駅舎を正面から見ると、「備前焼のふるさと」をアピールするように、ほぼ全面にわたって備前焼のタイルやレリーフがはめ込まれています。そして、いちばんてっぺんが丸くなっているのは備前焼を焼く窯をイメージしているそうですよ。
駅舎内は、備前焼伝統産業会館になっていて、1階は土産物コーナー、2階は備前焼の展示販売コーナーになっています。ずらりと並べられた数々の備前焼は皿や湯呑みはもちろん、小さなアクセサリーにいたるまでさまざまな種類があって実に壮観です。手頃な価格の作品もあるのでお土産にいかがでしょうか。
毎年10月の第3土・日曜には「備前焼まつり」が開催され、隣接する駐車場をはじめとする駅周辺にたくさんの備前焼作品が並べられます。通常より安く購入できるので、備前焼愛好者をはじめとする多くの来場者でにぎわい、臨時列車も運行されるほどなんですよ。
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