JR和歌山線と南海高野線が交わる駅、それが橋本(はしもと)駅です。
ー和歌山県・JR和歌山線ー(Wakayama Pref・JR Wakayama Line)
以前はJRと南海電鉄の改札は共通でしたが、平成23年3月に跨線橋が新設され、南海電鉄の改札と窓口が橋上に移されJRと分離されました。
さて、きれいに整備された駅前広場から駅舎を眺めると、おや? 小さな人形が立っているのが見えます。いったい何なのでしょうか。
近づいてみると、なんと「まことちゃん」ではありませんか!
「まことちゃん」とは昭和51年から昭和56年にかけて週刊誌で連載されていたマンガ作品です。恐怖マンガで知られていた楳図かずお先生が手がけるギャグマンガとして最初は面食らいましたが、その後、作品は大人気となり映画化もされたほどなんです。
それにしても、こんなところになぜ「まことちゃん」の像があるのでしょうか?
実は、楳図先生の出身地が和歌山県伊都郡高野町だからなんです。幼少期に奈良県の山間部を転々とした後、6歳から27歳まで五條市で暮らし、東京へ転居したそうです。五條市の隣である橋本市へもよく出かけていて、橋本市の広報誌に4コママンガを載せていたこともあるそうです。
橋本駅前の商店街の活性化を目的とした「駅前一番計画」のひとつとして、橋本市と関わりの深い楳図先生の協力を得て平成14年に「まことちゃん像」が設置されたそうです。
「まことちゃん像」はときどき衣替えされます。駅に来るたびに今回はどんな衣装を着ているのか楽しみになりますね。
関連記事
■かわいいキャラクターがあるその他の駅
関連サイトの最新記事