日本で唯一の「霊(れい)番のりば」がある駅

山陰屈指の大都市・米子市の代表駅で大きな駅ビルを持つ駅、それが米子(よなご)駅です。

ー鳥取県・JR山陰本線ー(Tottori Pref・JR San-in Main Line)

駅舎は昭和38年完成で、飲食店・土産物店・駅そば店・レストラン・コンビニ・観光案内所などがあり、駅前にはバスターミナル、周辺はホテル・デパートなどがあるにぎやかな駅です。

ホームは3面6線あり、改札から東に進んだところに境線の専用ホームがあります。
境線は米子駅と境港駅を結ぶ路線ですが、終点の境港駅が「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる先生の出身地ということで、平成17年から路線全体を妖怪化して観光路線にしようという取り組みがなされています。

米子駅の境線ホームも本来は「0番のりば」なのですが、妖怪化により「霊(れい)番のりば」と呼ばれるようになりました。
さて、その「霊番のりば」に向かうと、まず、ねずみ男と一反木綿がお出迎え。

さらに奥に進むと、鬼太郎の銅像やいろんな妖怪のオブジェが並んでいます。

それだけでなく、駅名標や走っている列車まで妖怪仕様、売店では妖怪にちなんだ土産物や鬼太郎グッズを販売しています。

駅名もここだけは「米子駅」ではなく「ねずみ男駅」になるなど、ここまでやるか、というくらいの妖怪ワールドになっているんです。

おそらくこんなホームは日本で唯一でしょう。ここにいるだけでも楽しいですが、列車に乗って終点の境港駅に行けば、町じゅうが妖怪だらけになっていてもっと楽しめますよ。