ここは九州の小京都〜数多くの史跡がある駅!散策に最適

飫肥町は伊東氏5万1千石の城下町の城下町で石垣や武家屋敷などが残っていることから「九州の小京都」といわれ、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そんな飫肥町の玄関口である飫肥(おび)駅は、駅舎も飫肥城をイメージしたお城風。駅舎内の待合所には特産の飫肥杉で造られたテーブルやベンチが置かれています。

ー宮崎県・JR日南線ー(Miyazaki Pref.・JR Nichinan Line)

駅の歴史は、大正2年に宮崎県営鉄道飫肥線の飫肥−油津間が開業。飫肥で産出された木材を油津港から出荷することを目的に敷設されました。
その後、昭和16年10月に志布志を起点とする志布志線が油津駅から北郷駅まで延伸され、そのときに線路が敷き直され、飫肥駅も若干移動して現在に至っています。
飫肥町の観光といえばまず飫肥城ですね。飫肥城址は駅から北西に約1キロのところにあります。復元された大手門や、御殿を模した歴史資料館があり、資料館には飫肥藩ゆかりの歴史的資料220点が展示されています。

飫肥516

そして、飫肥の偉人として忘れてはならないのが小村寿太郎。明治38年にポーツマス条約の締結に尽力した人物で、駅から東に約200メートルのところにある竹香園に氏の銅像があります。そこは桜の名所でもあるので、春にはぜひ訪れてみたいですね。ほかにも町には数多くの史跡が残されています。駅前にレンタサイクル店があるので町めぐりに利用してください。