おもちゃのようにユーモラスな緑と赤のSLが仲良く並んでいます。ここはもしかして遊園地?
いえいえ、そうではありません。なんとこれ、三岐鉄道三岐線の終点、西藤原(にしふじわら)駅の駅舎なんです。山間の静かな町にあり、藤原岳、御池岳の登山口です。
ー三重県・三枝鉄道ー(Mie Pref.・Sangi Railway)
この駅舎は平成14年7月完成。駅舎内には窓口のほか、簡易郵便局が併設されています。また、2両目はトイレになっているという、なかなかのアイデアが盛り込まれた駅なんです。
三岐鉄道は貨物の扱いが多いことから、ホームには、SL「E102」、電気機関車「いぶき502」、ディーゼル機関車「DB25」が展示されています。ほかにも腕木式信号機やナローゲージの車輪などが展示され、鉄道ファンの心をくすぐります。夜間にはライトアップもされるんですよ。
「遊園地ではない」と書きましたが、実は遊園地的な要素もあるんです。
それは、駅前公園にある「ウィステリア鉄道」。平成13年7月にオープンした施設で、毎週日曜日にミニSLやミニ新幹線が子どもたちを乗せて公園内を走ります。
ボランティアの手により運営され、乗車は無料だというのがうれしいですね。
このように、鉄道ファンはもちろん、家族連れも楽しめる駅です。ぜひ来てみてください。
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